日本における高血圧患者は、約4300万人にものぼると推定されており、日本人の約3人に1人が高血圧という状況です。特に年齢が上がるごとに割合は増え、75歳以上では男性の74%、女性の70%が高血圧に該当します。
血圧は少し高いくらいではほとんど症状が出ないため、放置してしまいがちです。
しかし、血圧の高い状態が長く続くことで徐々に血管に負担がかかり、将来的に心筋梗塞や狭心症、脳卒中、腎臓病など命に関わる様々な病気を引き起こす要因となります。
血圧が高めの方は、まず1~2週間程度家庭血圧を測定してみましょう。
できれば朝と寝る前に測定し、記録していただくことをおすすめします。
血圧は緊張や運動などちょっとしたことでも上がり下がりするため、数回測っただけでは治療が必要かどうかの判断が難しいのです。1~2週間程度測定して、平均的に135/85mmHg以上であれば受診の目安になりますので参考にしてください。