検便は目に見えない血が便に混じっているかどうかを調べる検査です。
ポリープや大腸がんがある場合、そこから出血していることが多く、肉眼では分からない微量の血が便に混じるため、便潜血を調べることでポリープや大腸がんの可能性を知ることができます。
大腸がんは初期にはほとんど症状がないのが特徴で、お腹が痛くなったり目に見える出血がある時にはすでに進行していることもあり、「症状がない」「痔の出血だろう」と、せっかく検便を行っても結果を放置してしまう方が多いのが現状です。
大腸がんは比較的進行が緩やかなため、初期のうちに発見することで内視鏡で治療可能なことが多いのも特徴のひとつです。
検便の結果が陽性だった場合は、そのままにせず必ず大腸内視鏡検査を受けるようにしましょう。「痛い、苦しい」イメージの強い内視鏡検査ですが、当院では、炭酸ガス送気装置や通常よりも細いスコープも揃えており、なるべく苦痛の少ない検査になるよう努めています。
痛み等がご心配な方も、遠慮なくご相談ください。
